イーロン・マスク氏の警鐘について

ぼくはタヌキ
とかいのタヌキ。
 
こんなニュースがあったよ。
 
 
増える数より、減る数が多ければ、その種はいずれ絶滅する。
これは人間もタヌキもいっしょだよね。
 
日本人の人口が減少に転じたとされているのは、2010年台前半。
以降、ずっと右肩下がりでこのまま進行すると、2060年ころまでには、3/4 くらいになっちゃう見込みなんだって。
 
更に、人口減と同時に進行するのは高齢化。
 
同、2060年には、4割が 65歳以上になる…
 
 
人口が減れば、経済は縮小し、経済が縮小すれば、競争力も落ちる。
競争力が落ちれば、多くを輸入に頼っているエネルギーや食糧はどうやって調達してくればいいんだろう。
 
今の様々な便利を支えているあれやこれやの維持や管理にだってお金がかかる。
支える人数が減れば、同じ品質を保つのは簡単じゃないよ。
 
 
今すぐ何かの手を打って、今この瞬間から出生率が上がっていったとしても、
社会に効果を還元できる年齢までは、おおよそ 20年。
 
人間はボクらタヌキのように 1年で成熟する訳じゃないよね。
 
 
これに対抗するには、「生産性を高めれば…」とか言われているけど、ボクの職場や取引先で起きていることは、ひとりひとりの仕事量がどんどん増え、ひとつひとつの気配りが手薄になる分、品質が低下し、それが原因で事故を呼び、事故の対処に必要なあれこれが生産性を更に下げてしまう悪循環が起きている。
 
最近特に「日本って、こんな品質のモノやサービスの国だっけ?」って感じることが増えてきた気がする。
 
「モノづくり大国」って言葉を聞かなくなって幾星霜。
 
拘りを持たず、ただ、目の前の山を崩すような作業を進めるのが仕事なんだっけ?
 
このままじゃ…
…もうすでにじり貧だよ。
 
 
じゃあ、どうしたら?
 
マスク氏は、日本のさらに先に世界でも起きうる同じ脅威を見据えている。
 
それにテクノロジーで対抗する気だよね。
 
 
ボクらだって、せめて目の前のテクノロジーから逃げてはいけないと思う。
 
新しいチャレンジを歓迎する風潮を、小さな失敗をたくさん積み上げることに対する許容を。
 
変化はたしかに怖いし面倒だけど、今すぐだってやってみることはできるはずだよ。
 
タヌキだけじゃなく、人間だってたくさん化けてここまで来たよね。
 
変化 (へんげ) の術のコツは、やったことないことをやってみることなんだよ。
 
多少、尻尾が見えてても気にしない。
そんな雰囲気が出てくれば少しは風向きも変わるかな。
 
もし、万が一、人口減少、高齢化というピンチを乗り越える術ができたなら、これこそ将来を大きく変化させる大きな商売になるんだけどなぁ。
 
まずは身近なところからテクノロジーに触れてみようよ。
実は、それは凄い神通力を備えた「葉っぱ」かもしれないよ。
 
ボクはタヌキ。
とかいのタヌキ。
 
人間を見て、今日も学ぶ。